悩めるSEの雑記です

日々思いつくがままです

理想が低いのか。妥協しちゃってるのか。

先日書きました改善ミーティングが開催た。

参加者は私と同列の社内請負開発チームのリーダー4名。後からボスも。
私を含む3名はこの職場(社内)で10年近く一緒にやってきたメンバーで、
昨年度まで同じチームに所属していた(Nさん、Mさん、私)。

発起人Nさんが感じている問題(現状)と、今から始めれそうなアクションについて話していった。みなが望んでいるところはほぼ共通している感じた

  • 良い品質のものを普通に仕事して普通に提供する

中途採用での採用が多く、リーダー層に続くメンバーがいない状態。なおかつ仕事量に対してリーダーも不足している。パートナーさんの協力を得てこなして行くことになるが、リーダーのハードワークは半端じゃない。しかも今後後進がでてきて楽になるようにも見えない。なんせ人がいない。


共通認識としては・・・

  • 意識の高い人がメインストリームを作り出し、意識の低い人達を引き込んでいく

というもの。

Nさんと私は幾つか具体的に始めれる案を持ってきた。例えば・・・

  • ドキュメント書式の統一(標準化相当)
  • バージョン管理(Subversionなど)
  • 課題管理(Redmineなど)
  • 相互レビュー

Kさんからキツイ一言。
「どんな書式を用意しても、使う人の意識が低ければ同じ」
ここではバグ管理表を例に話したが、「項目」を用意していても、何のためにその項目が存在するのか、その意味を理解し、メリット(自分にとっての)を感じない人では、適切には記入してくれない。結局は人を育てない限り何も変わらない。

また彼はチーム内だけでなく、全社的に考えており、社外で閉じた領域で作業し続け、所属意識が低かったり、限られた現場でしか有効でないスキルしか身につけれずいるメンバーを巻き込み、社内での開発にかかわらせることで、所属式を高めたり、スキルとモチベーションの向上をさせたいとも話した。

#ううっ確かにそうかもしれない。考えが浅かったか・・・

Kさんはチーム間でもう少し助けあいたいという考えがあり、まず互いの状況把握のため週次MTGしてはどうかという話を少しした。これにはみな賛成だったのでやろうという話になった。しかし、その一方、この案に対するゴールを定めずにやりたくないとも話した。

明確に「達成した」ことがわからない状態出やりたくない。確かに目標をきちんと定めてやったほうが効果もあるだろう。しかし、ゴールを具体的に描き共有できていなかった。そこで引っかかってしまった。

ゴールを定義しない場合、失敗したことも曖昧になる。どこか自分の中に甘さと妥協しているようなものを感じた。「絶対成功させる」というより「上手く行ったらいいな」ぐらいに。

わかる、わかる・・・今振り返って考えると、わかるけどしっくりこないところもある。

自分の中では「改善」は楽しい物、もっとドキドキワクワクしながらやりたい。本のちょっとしたことから少しずつ「こんなツール知ってる?ええやろ」みたいな感じも有りに思う。ミーティングではネガティブな発言が多かったように思う。もっと前向きに楽しくやること、それも「巻き込む」一つの方法じゃないか?

以前育成に関する本を読んだ時に、教える人の「ワクワク/○○が好きっ/○○ありたいっ」が人を惹きつけ引き上げる、という話があったと思う。だから私は、色々勉強会などに参加して、「楽しい」を発信し続けている。まだほんの少ししか社内へ持ち込めていなけれど、新たに勉強会へ参加してくれる人も出てきた。こんなやり方じゃダメかな。

みんなどうしてるんだろう???