悩めるSEの雑記です

日々思いつくがままです

日本のITは社会に貢献していない!?

先日たまたま厚切りジェイソンさんの記事を見かけました。

 

IT産業とその他産業の成長率を比較すると、IT分野は確か2.x%、その他は0.x%だったと思うのですが、差が大きくありました。IT自体は直接何を生み出すわけではなく、各産業で活用されるものなので、本来であればその他産業も同様の伸びとなるべきであり、実際米国などを見るとそうなっている、というようなことも仰っていました。

 

今、大手メーカーのマイグレーション的なプロジェクトに参画していますが、創造的なことは何もありませんし、業務の改善もほぼありません。ひたすら古い設計書だよりに、現行プログラムを新しいDB環境で動くようにするだけです。

まだこれだけなら、簡単だし大したことではありません。しかし、実際に時間を掛けているのは、「なにか」に合わせる、という作業です。

 

「なにか」ってなんでしょう。例えば「実際のソース」だったり、先に設計されたものだったり、標準だったり。ただ五月雨リリースされたものは、すでに稼働している鋳物でも、そららはすでに陳腐化しており参考にしていいのかダメなのかの判断もつかず・・・「先」のものが良くなっていればいいのですが、明らかな改悪も見られたり・・・それに合わせるために、歪が生まれて・・・もう勘弁してほしい。

 

またやたらとコミュニケーションパスが多い。1つの大したプログラムでもないのに、仕様(要件)を確認するのに最大4名呼んで意識合わせしました。変更仕様を最初に作った人、その後に手を入れた人、現行をよく知っている人・・・最終全体を知っている人はおらず・・・その結果、一番時間がかかった機能が作ってから不要となりました。

 

時間をかければ何とか計画が保てている、だから改善しようとしないのか。明らかな問題が沢山みえるけど、それについてどうこうしようと言う姿はみえず。パートナーばかりだしなあ・・・

 

話がだいぶそれましたけれど、本当に無駄なことばかりに時間をかけている印象。品質を上げる、効果を大きくするならもっとやることがあると思う。