悩めるSEの雑記です

日々思いつくがままです

踏み出せない人たち

近年勉強会に参加するようになり、自分の人生が大きく変わりだした。

しかし最初に一歩を踏み出すのには勇気が必要だったように思う。
最初に参加した勉強会はプロジェクト・ファシリテーションに関するものだった。

その勉強会では当然ぼっちであまり印象には残っていない。
しかし懇親会は強烈に印象的だった。

「ここにいる皆が仲間」という一言、それに救われた。


自分はその頃リーダーとしての意識が変わりだしており、上手くやれていないと感じていた。とても苦しんでいたように思う。

これをキッカケにファシリテーションの勉強に励んだ。勉強会や有料セミナーにも参加した。これが1ステップ目。


その次はNLPセミナーへの参加。
たしか3ヶ月8日間のものだっっと思う。


NLP自体も凄く魅力的だったが、何よりもそこで出会った人たちからの影響が大きかった。今の自分があるのはこの出会いのおかげだと思う。もしこれがなかったら生きていなかったかもしれない。


自分は一歩踏み出せたから今のところまで走ってこれた。でも踏み出せない人が沢山いる。

勉強会に参加すると非常にイケイケな人たちが沢山いる。最近よく思うのは「ここだけで」盛り上がっていちゃダメだということ。

自分の職場を見ても、「上手くやれていないなあ」と思う人達が何人か居る。
その人達をフォローするように心がけて入るが、自分の部下でもないので、あまり表立って動けないし、
十分にはやれていない。社風とかもあるだろう、あまり誰も人の話を聴いてあげようとかしない。


自分が数年前役員だった時に、会社に「バディシステム」というのもを取り入れようとした。それは上司や同僚とはまた違う、「バディ」を持ち、お互いに成長をサポートしあうというもの。NLPセミナーで知ったものだ。実際にセミナーの中で上手く機能していたように思う。

どうしても直属の上司には利益関係もあって話しづらいこともあるし、身近な人だけだと視野が狭くなる。だから少し違うところにいる誰かとバディとして支えあうのが良いと思った。



先日テレビで「NPOカタリバ」のことを知った。また書籍も買って読んでみた。
このNPO団体では「ナナメの関係」というものを大切にしている。
高校生と大学生。親でも先生でもない、先に同じ経験をしてきた少し先輩。直接の関係はない。だからこそ通じること、話せることが有る。


バディはナナメでは無いかもしれないが、損得無い所で話せるという意味では共通点があると思う。


上司部下、先輩後輩の中で聴く聴く聴く話す、の関係が出来ればそれが一番だけど、実際難しいんじゃないだろうか。だからみんな外へ救いを求めている気がする。
踏み出すことが出来た人たちは。


踏み出せない人の方が断然多いと思う。自分はその人達に向けて何か始めたい。自分が勉強会やセミナーでの出会いに救われたように、その人達にも何か少しでも元気を出してもらえる場を作りたい。


早速アイディアが湧いてきた。