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ユニケージ開発手法 技能検定3級を受験しました

8月20日にユニケージ開発手法 技能検定3級を受験しました。

皆さん、ユニケージ開発手法ってご存知でしょうか?
詳細はUSP研究所さんのサイトに譲りますが・・・

  • OSはLinux系OS
  • プログラムはコマンド+シェルスクリプト
  • 頻出する処理は専用コマンドを用意することで高速化&抽象化
  • データはフラットファイルでLevel1〜5の5段階で管理
  • まずはユーザにデータを提供して貰ってLevel1〜3ファイルとして整理
  • あとはユーザの要件をヒアリングしつつ微調整を繰り返してつくり上げる

ブライアン・カーニハンの「UNIXプログラミング環境」を彷彿とさせるものですね。で何が良いのか?

  • 安い
    • 無償プロダクト、廉価なPCサーバで十分
  • 早い(速い)
    • 生産性が高い、マシンを最新のものにリプレイスしていけばどんどん速くなる。Linux+シェルなのでリプレイスが簡単
  • 柔らかい
    • 依存度を極限まで排除しているので簡単に修正ができる

といった特徴を持っています。

今私が携わっているお客様がUSP研究所さんのデモをご覧になり、採用する方向で動き出し、私も学習しつつ有るところです。この開発手法を使ってシステム開発するには、技能検定に合格して認定エンジニアになる必要があります。その第一歩として今回3級を受験しました。以下に学習内容と受験の感想を記します。

■学習前のステータス

  1. 普段はMicrosoft系のプロダクトによる開発が殆ど
  2. 以前LPICの受験を考え1年半ぐらいLinuxの勉強をしていたことがある

■学習(期間は一週間程度)

  1. 技術講座 K1コマンド学習編(二日間)を受講(講師はSoftwarDesign誌で連載を持たれている上田さん)
  2. オープンソース版コマンドを使用して講座セミナーテキストをおさらい
  3. 各コマンドのチートシートを作成して暗記

■受験

  1. 受講時間は1時間
  2. 問題はシェルプログラムの穴埋めが主
  3. 全30第102問
  4. 出題範囲は私が受講した【K1コマンド学習】とその前提になる【S1ユニケージのためのUNIX入門編】のようです。Unixとしての知識はディレクトリ構造、パス記述、コマンド(cd,ls,mv,cp,rm,rmdir,chmod,rcp)といったところ。

■感想

  1. 約30分でひと通り回答でき難易度は高くないと感じました。
  2. ただ自分はK1コマンド学習だけ勉強して望んだためUnixコマンドで妻づいてしまいました。自分が使ったことのなかったrcpはほぼわかりませんでした。
  3. 結果が出るまでには一週間程度要するとのことです。

こんな所でしょうか。まだユニケージの入り口、これから実際の開発を経て自分のものに、自社のウリの一つにしていけるよう頑張っていきます。