悩めるSEの雑記です

日々思いつくがままです

プログラマとして影響を受けた本を3冊選ぶなら

このタイトルでブログを書かれている方がいたので私も。
(ネタ元はこちらです)


C言語による最新アルゴリズム事典 (ソフトウェアテクノロジー)

C言語による最新アルゴリズム事典 (ソフトウェアテクノロジー)

私が学生の頃は、まだ32ビットマシンが登場しだした頃で、処理時間を短縮するためにアルゴリズムが非常に重要視されていた。特に私は圧縮アルゴリズムが好きで、CマガジンとかI/Oとか片手にアーカイバーを作っていたな。理解出来ないものがほとんどだったけれど、「すげえ」と思ったという意味では一番だと思う。
近年PCが高性能化してアルゴリズムを意識する人が少なくなったと感じる。アルゴリズムは数学的な要素も多く含んでいるのが、ソフトウェア開発がより「一般的な」職業になったということも関係してるだろう。


プログラミングの心理学―または、ハイテクノロジーの人間学 25周年記念版

プログラミングの心理学―または、ハイテクノロジーの人間学 25周年記念版

この本を読んだのは5年くらい前かな。一ヶ月弱入院した際にここぞとばかりに本を読み漁った。タイトルそのままだが、プログラミングに従事する人たちの心理が見事に記されている。何年経っても基本的に変わっていない。そうそうエゴレスプログラミングの十戒は、今のアジャイル開発につながるものだと思う。

  1. あなた自身も間違いを犯すということを理解し受け入れよ。
  2. あなたの書いたコードはあなた自身ではない。
  3. あなたがどれほど“カラテ”を学ぼうと、まだほかに達人はいる。
  4. 相談なしにコードの書き直しをしてはならない。
  5. あなたよりも無知な人にも尊敬と敬意と忍耐をもって接しよ。
  6. 世界で唯一変わらないことは、変わるということだけである。
  7. 本当の権威とは地位ではなく知識から生じる。
  8. 自ら信じるもののために戦え。ただし、負けは潔く受け入れよ。
  9. “部屋に籠りきり”になるな。
  10. 人ではなくコードを批評せよ − コーダーには優しく、コードには厳しく。

それからもう一つ。「学習」について意識するきっかけにもなった。


デザインパターンとともに学ぶオブジェクト指向のこころ (Software patterns series)

デザインパターンとともに学ぶオブジェクト指向のこころ (Software patterns series)

この本も同時期かな。オブジェクト指向/パターンについて意識しだして手にとった。それまでOOといえば継承と思っていたが、眼から鱗が落ちた。パターンを軸にしたモダンなOO設計に触れることが出来る。超おすすめの一冊。皆によませたいなあ・・