悩めるSEの雑記です

日々思いつくがままです

京都アジャイル勉強会 第3回

に行って来ました。

XP祭りのLTでみたプランニングポーカーがとても気になっていて、そのLTされた方が主催されている勉強会。第二回もプラニングポーカーをやるということで行きたかったのですが、都合がつかず今回となりました。

職場からの移動では定時に上がっても少し遅刻気味。ちょっと道に迷ってさらに遅れて。


■やったこと

  1. 自己紹介
  2. ストーリーだし
  3. ラニングポーカーで見積もり
  4. 懇親会


■プラニングポーカーをやってみて

見積もれない

ストーリーを作る前提に「見積もれるということ」という条件がある。しかし実際には、仕様が具体的にならないと見積もるのは難しい。
とはいっても「完璧」に見積りことは不可能だから、「どこまで正確に」見積もるか、その線引き次第になる。これって人によって結構違うんじゃないだろうか。私のように心配性な人は、詳細な情報をもらわないと不安で「見積もれないよー」って言っちゃう。また責任も関係してる。プロジェクトの成否を任される立場としては「見積で決まる」というところもあって慎重にならざるをえない。
参加者の方曰く、「見積もるために何が足りないのか、それが明らかになって共有できる」ことに意味があると。そういうこと。見積もりを行うタイミングによって精度は違ってくる。いつ、どんな目的でやるのか、それを意識してやるべきだと思う。

知識が共有できる

ストーリーの実現方法が工数見積もりの前提条件になる。いきなり見積もると、各自の持っているスキル、情報によって当たり前のようにばらつく。お互いに前提を共有すると、「そんなやり方があるのね」ということも多いはず。実際のワークでもグラフ表示の実現方法として、Googleサービスを利用するという前提を持たれてる方があった(Google Charts)。知識が共有できるし、皆の実現意識が統一できる。

相対見積もりってやりやすい

アジャイルサムライに書かれているとおりだが、基準を設けて、それより多い少ないと考えるのはやりやすい。基準となるストーリーだけ少し時間をかけてやれば、全体の精度もそれほど時間をかけなくても大きくハズレない程度には見積もれそう。


■疑問
基盤などの共通部分は?

自分が見積もりを作る場合、必ず「仕組みづくり」「共通部」の工数を設ける。実際作業する場合にかかる部分だからだ。再利用できる資産が多くあればあまり必要にならない要素だが、ある程度はあるはず。これらをストーリーと照らしあわせた場合、直接現れないし、そのストーリー着手時にすでに存在しているのか否かで大きく工数が違ってくる。一体これはどうするべきなんだろう??
ラニングポーカーだけの話ではない。要件リストに工数を入れた一覧をよく見かけるが、そのあたりどうするべきなのかはずっと気になったまま。はてさて。

交渉の余地

よいストーリーの条件として「交渉の余地がある」というのがある(アジャイルサムライより)。
ワークでは「よく分からない」ということでスキップした。
今あらためて書籍を見ると・・・同じ車で「ポルシェ」「アコード」のいずれにするか、予算に応じて「振れる」ものが良いということらしい。確かにそのほうが融通がきくだろう。しかしそれって見積もれじゃない?ポルシェかアコードかわからないって・・・ストーリーはこれでよくて、見積もりには前提を設けるのかな。


■感想
まず最初はかなり混沌とした感じでびっくりした。
こくちーずにも書いていたけど、その場その場でやることを決めていくやり方。
言い方を変えると何も決まっていない(笑)
今回は私を含めて、初参加の方が多かったのか、動き出すのに少し時間がかかり、やりきれなかった感じはした。

主催者のお二人はとても話しやすい方で入りやすい勉強会だと思った。
また行きたい。次は会社お泊りコースで懇親会まで。